輪島と北の湖、2人の横綱の伝説
大相撲の世界では輪島と北の湖時代となります。
輪島は学生時代から、相撲ファンからの大きな期待を持たれた力士でした。
相撲取り口は、黄金の左と言われて、左下手を取っての下手投げは、強烈でした。
相撲では、下手投げより、上手投げの方が有利で、投げあいの場合、上手投げが有利と言われていました。
輪島は下手投げで、黄金の左は相撲の定説を覆したケースでした。
輪島は天真爛漫な性格で数々のエピソードを起こしています。
輪島は大関昇進の伝達式での口上を、謹んでお受けします、に続く口上を忘れてしまったり、無精髭を、横綱審議会から、横綱としての品位に欠けると言われたり、型破りの行動は、話題に書かせない力士でした。
対して、北の湖は輪島と対照的な、真面目な常識的人だったと思います。
輪島と北の湖との対戦は輪島23勝、北の湖21勝でした。
北の湖は輪島の一年後に、横綱に昇格、輪湖時代となりました。
輪島、北の湖そして初代貴乃花、貴乃花は若乃花の弟で、小兵ながら大関に昇進しましたが、横綱にはなれませんでした。
綺麗な取り口で人気が高く、輪島とは親友だったと思います。
北の湖との対戦では、相撲ファンが貴乃花を応援し、北の湖は悪役で、北の湖には気の毒だったと思います。
北の湖は輪島、大関貴乃花、横綱三重の海と、好敵手が多く、優勝も多く、北の湖時代が長く続く原因となったと思います。
北の湖は引退後、年寄りして、理事長として、長く相撲界に貢献して、現在の黄金期の礎を作ってくれました。
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