「貴景勝と御嶽海は間違いなくライバル関係だ!」
大相撲ファンの間で、こんな声をよく聞きます。貴景勝と御嶽海が、どうしてライバルなのか?まずは簡単なプロフィール、二人の生年月日から見てみます。貴景勝は平成8年8月5日生まれです。そして御嶽海は平成4年12月25日生まれです。御嶽海が貴景勝よりも4歳年上です。御嶽海が東洋大学からの入門、貴景勝が埼玉栄高校からの入門です。大学からと高校からですから4学年の違う2人ですが相撲界に入ったのは同時期と言えます。
続いて貴景勝と御嶽海の初土俵についてなのですが、ここで少しだけですが意外な事実があります。貴景勝の初土俵は平成26年9月場所なのです。実はこの時期、貴景勝はまだ埼玉栄の学生さん・高校生なのです。これは現役高校生でプロデビューしたことになります。貴景勝は、埼玉栄に入学する前からプロ志望が強く、結果プロへの入門が早くなったようです。一方の御嶽海の初土俵は平成27年3月場所からです。貴景勝の方が高校在学中にプロデビューしている分、初土俵が早いのです。まあしかし貴景勝は高校から御嶽海は大学からとそれぞれ入門時の違いはあるのですが、ほぼ同時期にプロ生活をスタートさせています。
そして次は出世の話です。十両昇進、三役・小結昇進、そして優勝と御嶽海は貴景勝より圧倒的に早く達成しています。この当時、御嶽海は若手ナンバーワンの評価を受けていました。しかし、御嶽海には大きな欠点がありました。好調と不調の波が激しかったのです。すぐに大関に昇進すると思われていましたが、成績が安定せず大関昇進がなかなか達成できないでいました。そんななか4歳年下の貴景勝は、徐々に実力をつけてきていました。十両から幕内そして三役昇進と貴景勝も同世代の力士の中ではスピード出世してきました。そしてライバル御嶽海よりも早く大関昇進を成し遂げたのです。4歳年下の貴景勝が御嶽海を逆転して主役になったのです。ずっと若手の中心にいた御嶽海はさぞかし悔しい想いをしたはずです。
「貴景勝が若手の中心になってきた感じだな。いままで若手をリードしてきた御嶽海がなんか気の毒に感じるな。なんとか頑張って欲しいものだよ。」こんな同情の声も聞かれました。
貴景勝と御嶽海、2人の力士の大まかなライバル関係をまとめてみました。ここから具体的な場所でのライバル対戦を振り返りたいと思います。
令和2年(2020年)の貴景勝と御嶽海
「令和元年、貴景勝と御嶽海はライバル関係ではなくなってしまった!」
貴景勝は前年・5月場所(2019年)に大関昇進を決めており、令和2年(2020年)は大関としてむかえています。一方の御嶽海は前年(2019年)の11月場所(九州)を6勝9敗と大きく負け越しており、令和2年は約3年ぶりに平幕・前頭2枚目でむかえています。貴景勝は大関で御嶽海は平幕ですから、かなり番付差がついてしまいました。ただ多くの相撲ファンは調子が良い時の御嶽海の強さをよく知っています。ですから「2人の実力差はあまりない」と考える相撲ファンも少なくないです。よって貴景勝と御嶽海の1番は大いに注目を集めます。では各場所での直接対戦を振り返ってみたいと思います。
令和2年・7月場所(2020年・東京)17度目の対戦
17戦目、貴景勝が勝ちました。(通算対戦成績は貴景勝8勝9敗)
まず令和2年・5月場所(東京)は新型コロナの影響で中止になりました。あの八百長問題以来9年ぶりの開催中止となってしまいました。そして7月場所、本来は名古屋での開催なのですか、感染予防、移動自粛のご時世です。名古屋での開催は難しいとの判断から令和2年・7月場所は東京での開催となりました。そして観客席も本来の4分の1の数である2500席での開催となりました。
貴景勝(23歳)は大関・カド番で7月場所をむかえています。一方の御嶽海(27歳)は昨年の11月場所(九州)以来の関脇でむかえています。
貴景勝(7勝3敗)と御嶽海(8勝2敗)の対戦は11日目に組まれました。
結果は貴景勝が押し出しで勝ちました。スピード相撲での決着でした。
「貴景勝の相撲スタイルでの勝利だ!」(相撲ファン)
貴景勝は前日の碧山との1番、勝ちはしたものの取り組み直後足を気にしていたようでした。
「貴景勝は足を痛めたのではないか?」(相撲ファン)
こんな声が多く聞かれていました。そんななかでの御嶽海との1番でした。
「貴景勝は足を痛めて、時間をかけた相撲は無理だったのでは」こんな声もうなずける相撲内容ではありました。現に貴景勝は御嶽海との1番で勝ち越しを決めて、カド番を脱出、そして翌日から7月場所を途中休場しています。
一方の御嶽海は7月場所を関脇でむかえて11勝4敗の好成績で終えています。自身も大関昇進に向けた再出発の場所だとマスコミのインタビューでも答えていました。
この7月場所、優勝は元大関・照ノ富士でした。ケガや糖尿病をわずらい、休場を続けて序二段まで番付をさげてからの復活優勝でした。この7月場所、御嶽海も優勝争いにからむことができていました。千秋楽、照ノ富士(12勝2敗)御嶽海(11勝3敗)で対戦しています。御嶽海が照ノ富士に勝てば12勝3敗で並ぶことになります。また朝乃山と正代の1番の勝者も成績が並び優勝決定戦となります。しかし御嶽海は照ノ富士との大一番、完敗してしまいました。
しかし、御嶽海は来場所以降の大関昇進に期待をもたせてくれる7月場所であったことには違いありませんでした。
令和2年・3月場所(2020年・大阪)16度目の対戦
16戦目、御嶽海が勝ちました。(通算対戦成績は御嶽海の9勝7敗)
貴景勝(23歳)は大関、そして御嶽海(27歳)は前頭3枚目で3月場所(大阪)をむかえています。令和2年・3月場所はコロナの影響で無観客での開催でした。また、この3月場所の大きな注目は関脇・朝乃山(26歳)でした。なぜならば朝乃山は大関昇進のかかる場所だからです。
そんな中で貴景勝と御嶽海は5日目に対戦しています。結果は御嶽海の完勝でした。本当に短く一方的な相撲でした。
「今場所の御嶽海は強い御嶽海だな。」「貴景勝、元気がない!心配すぎる!」
こんな声も聞かれたものです。
御嶽海は二場所連続で負け越していました。ですからこの場所はかなり気合いが入っていたように感じました。そしてこの3月場所、御嶽海は10勝5敗の好成績で終えています。一方の大関・貴景勝は場所を通して元気がなく7勝8敗の負け越しで終えています。また大関昇進のかかった朝乃山との直接対戦にも負けてしまいました。
ちなみに令和2年・3月場所の優勝は横綱・白鵬でした。調子の良かった御嶽海ですが白鵬には負けました。また貴景勝は優勝争いから完全に外れていて大関でありながら横綱・白鵬とは対戦できませんでした。
「いつになったら世代交代が起こるやら、貴景勝や朝乃山、御嶽海には本当に頑張って世代交代をして欲しいものだよ。」(大相撲ファン)
令和2年・1月場所(2020年・東京)15度目の対戦
15戦目、貴景勝が勝ちました。(通算対戦成績は貴景勝の7勝8敗)
令和2年・1月東京場所、貴景勝(23歳)は大関、そして御嶽海(27歳)は前頭2枚目でむかえています。先場所の11月九州場所、御嶽海は関脇で6勝9敗と大きく負け越してしまいました。そして今場所・1月場所は3年ぶりの平幕での出場となります。そして貴景勝と御嶽海は6日目に対戦しています。結果は貴景勝が勝ちました。かなり激しい相撲でした。御嶽海が押し込みながら土俵際で貴景勝の逆転です。御嶽海は初日に大関候補と注目されている朝乃山にも負けています。この場所の御嶽海は元気がない感じでした。一方の貴景勝は優勝争いに終盤まで関わることになりました。しかし残念ながら優勝することはできませんでした。
「白鵬と鶴竜の両横綱がいない場所なのだから、貴景勝には大関として優勝してほしかったよな。」
こんな厳しい声が聞かれたのも事実です。ちなみに令和2年1月場所の優勝は平幕・徳勝龍(14勝1敗)でした。幕内番付が1番下の力士が優勝する幕尻優勝です。正代(13勝2敗)との優勝争いは見応えがありました。
令和元年(2019年)の貴景勝と御嶽海
平成31年から令和元年にかけて、貴景勝と御嶽海の関係では完全に貴景勝が成績でリードしています。貴景勝は令和元年5月場所で念願の大関に昇進しています。貴景勝、この時22歳でした。御嶽海も9月場所に2回目の優勝を決めています。御嶽海、26歳です。ただ大関を期待されながら期待を裏切り続けてしまった1年とも言えました。9月場所で優勝したことは立派だったのですが、その他の場所は2桁勝つ事が1度も無かったのです。また2場所では負け越してしまいました。
令和元年・11月場所(2019年・九州)14度目の対戦
14戦目、貴景勝が勝ちました!(通算対戦成績は貴景勝の6勝8敗)
令和元年・九州・11月場所(2019年)、大関・貴景勝は23歳、東関脇・御嶽海は26歳、13日目に対戦しています。結果は貴景勝の完勝でした。決まり手は突き出しです。
「御嶽海、何もできなかった。」「貴景勝、先場所のリベンジだな。」(相撲ファン)
先場所、貴景勝と御嶽海は優勝決定戦で対戦、御嶽海が勝ち優勝を決めました。この11月場所で貴景勝がリベンジを果たした形になりました。貴景勝は9勝6敗、御嶽海は6勝9敗(負け越し)でこの場所を終えています。ちなみに優勝は横綱・白鵬(34歳)でした。14勝1敗の文句なしの成績です。貴景勝も御嶽海も白鵬との対戦では完敗しました。
令和元年・9月場所(2019年・東京)優勝決定戦も
令和元年・9月場所(東京)、貴景勝と御嶽海は千秋楽まで優勝争いを演じました。そして優勝決定戦まで戦っています。
9月場所の本割・貴景勝が勝ちました。(通算対戦成績は貴景勝の5勝7敗)
優勝決定戦・御嶽海が勝ちました。(通算対戦成績は御嶽海の8勝5敗)
令和元年・9月場所(東京)、貴景勝(23歳)も御嶽海(26歳)も関脇で9月場所をむかえています。貴景勝は5月場所(東京)で念願の大関昇進を果たしました。しかし、その5月場所で御嶽海との対戦で故障、そして5月場所を途中休場してしまいます。そして7月場所(名古屋)も休場、残念ながら大関を陥落してしまいました。ただ9月場所は10勝すれば大関復帰できる場所であり貴景勝の大関復帰が多いに注目される場所になりました。
貴景勝と御嶽海は8日目に対戦しています。貴景勝は5勝2敗、御嶽海は6勝1敗で直接対戦をむかえています。結果は貴景勝が押し出しで御嶽海に勝っています。この場所では特に御嶽海は動きがよく初日に注目の若手・朝乃山に負けはしたものの、その後は6連勝していて御嶽海の調子は良いと思われていました。しかし、貴景勝・御嶽海、直接対決の結果は貴景勝の完勝でした。その後、貴景勝は12日目に10勝をして大関復帰を決めています。御嶽海も好調でして最終的に2人とも千秋楽で12勝3敗、優勝決定戦に向かうことになりました。
そして優勝決定戦、御嶽海が勝ち優勝を決めました。
御嶽海は2回目の優勝です。御嶽海の優勝も印象に強く残ったのですが、この優勝決定戦の大一番で貴景勝が負傷してしまった事も強く印象に残るものでした。貴景勝の9月場所は、ケガからの復活(大関復帰)の場所でしたが、復活を果たした9月場所で再度、大きなケガを負ってしまったのです。
「貴景勝はケガが多くなった。ケガで本来の相撲がとれずに苦しんだ力士を多く見てきた。貴景勝の将来が心配だな。まだ若いからな。」(相撲ファン)
貴景勝は再び大きなケガをかかえてしまったのです。この御嶽海との優勝決定戦での負傷から、貴景勝のケガの多さを心配する声が多くなってきたものです。
令和元年・7月場所(名古屋)
7月場所・貴景勝と御嶽海の対戦はなかった。
令和元年・7月場所(2019年)、貴景勝(22歳)は休場することになりました。先場所(5月場所)に負ってしまったケガのためです。大関に昇進した5月場所、御嶽海戦で負傷、結局この5月場所は途中休場することになってしまいました。結局けがの影響で5月場所・7月場所と連続で休場することになってしまい、貴景勝は大関陥落となってしまいました。そういうことで7月場所では貴景勝と御嶽海の対戦はありませんでした。
御嶽海(26歳)は関脇で7月場所にのぞみました。結果は9勝6敗で勝ち越してはいます。御嶽海の実績を考えれば10勝して欲しいとの声も聞かれたのですが9勝6敗の成績は悪くはありません。
「御嶽海は期待されると、結果を残せていないのも事実。ただ大関昇進のためには次の場所は期待したくなるよな。」(相撲ファン)
こんな期待の声が聞かれたものです。もっとも御嶽海は期待するとダメなケースが多いのも事実なのですが・・・
令和元年・5月場所(2019年・東京)11度目の対戦
11戦目、貴景勝が勝ちました!(通算対戦成績は貴景勝の4勝7敗)
令和元年・5月場所(2019年)は貴景勝(22歳)が初めて大関としてのぞんだ場所です。先場所(3月場所)で大関昇進を決めて以降、日本出身力士の大関誕生ということでマスコミからも多いに注目されました。貴景勝はテレビ出演も多くこなしていました。いやおうなしに貴景勝の大関としての取り組みに注目が集まります。
一方の御嶽海(26歳)、この5月場所は小結としてむかえます。御嶽海は優勝を経験していながら、大関昇進のチャンスを逃し続けてきました。そして気がついたら4歳年下の貴景勝が先に大関昇進を決めてしまいました。
「御嶽海が貴景勝より先に大関になると思っていた。御嶽海の意地を見たいものですね。」(相撲ファン)
そんな貴景勝と御嶽海の対戦は4日目にありました。
結果は貴景勝が寄り切りで勝ちました。貴景勝は突き押しの力士です。組んで相撲をするスタイルではありません。よって寄り切りで勝つことは珍しいことでした。取り組み直後、貴景勝は自分の足を気にしているようでした。結果的に貴景勝はこの御嶽海との1番でケガを負ってしまいました。そして大関としてのぞんだ5月場所は途中休場することになってしまったのです。
一方の御嶽海は、5月場所を9勝6敗で勝ち越しています。ただ期待値が大きいために御嶽海の場合は10勝以下だと印象にあまり残らないのも事実です。
ちなみに、この5月場所で優勝したのは25歳・前頭8枚目の朝乃山でした。12勝3敗の好成績で平幕優勝です。御嶽海とは1学年年下、貴景勝とは3学年の年上の力士です。
「朝乃山は入門時から期待されていたけど、ようやく覚醒した感じだね。」(相撲ファン)
貴景勝の次に大関になるのは朝乃山ではないか、こんな声も聞かれはじめました。
「御嶽海も優勝経験者だよ。朝乃山に期待するのは理解できるけど、御嶽海にも大関に是非なってもらいたいね。できれば朝乃山より先にね。御嶽海は朝乃山より1学年年長なだけだしね。まだまだ若いのだから。」(相撲ファン)
御嶽海の奮起に期待する声も多くの相撲ファンからたくさん聞かれたものです。
平成31年・3月場所(2019年・大阪)10度目の対戦
10戦目、御嶽海が勝ちました!(通算対戦成績は御嶽海の7勝3敗)
平成31年・3月場所、貴景勝(22歳)は関脇、御嶽海(26歳)は小結で本場所をむかえています。貴景勝は大関昇進のかかる大切な場所でした。貴景勝と御嶽海は3日目(3月12日)に対戦しています。結果は御嶽海の完勝でした。
「なんて言うんですかね。切り替えていくしかないと思いますけど」「通用しなかった」(貴景勝)
貴景勝は3日目の御嶽海戦での完敗にショックを受けたようでした。しかし、その後の貴景勝は、がんばり10勝5敗(10勝が大関クリアライン)、大関昇進を決めています。一方の御嶽海は7勝8敗で負け越してしまいました。
平成31年・1月場所(2019年・東京)9度目の対戦
9戦目、御嶽海が勝ちました!(通算対戦成績は御嶽海の6勝3敗)
平成31年・1月場所、貴景勝(22歳)は関脇、御嶽海(26歳)は小結で本場所をむかえています。4日目に対戦、御嶽海が寄り切りで勝っています。
「内容?良かったんじゃないですかね」「狙い通り?はい」(御嶽海)
この1月場所、貴景勝は11勝4敗で勝ち越しました。一方の御嶽海は6日目にケガをして4日間の休場、その後頑張って8勝4敗3休で勝ち越しました。
また貴景勝と御嶽海が対戦した平成31年・1月場所、1月16日は横綱・稀勢の里が引退を表明した日でもあります。
「寂しいですね。今場所の初日に対戦できて光栄でした」(御嶽海)
平成30年(2018年)の貴景勝と御嶽海
平成30年・11月場所(2018年・九州)8度目の対戦
8戦目、御嶽海が勝ちました!(通算対戦成績は御嶽海の5勝3敗)
貴景勝(22歳)は小結、御嶽海(25歳)は関脇で11月場所をむかえています。7日目に対戦、貴景勝は調子がよく6連勝で7日目をむかえてました。御嶽海は3勝3敗です。結果は御嶽海がはたき込みで勝ちました。
物言いがつく際どい相撲内容でした。結果的には御嶽海が貴景勝の7連勝を阻止した形になりました。
「まげに手が掛かったのでは」(物言いの審判部)
「引っ掛かった感じはしなかった。冷静に気を引き締めてやることだけを考えた」「この後も自分の相撲を取るだけ」(御嶽海)
「遅からず、こういう日が来ると思っていた」「きれいに忘れて、残り8日間をどう闘うかだけ考える」(初黒星の貴景勝)
平成30年11月場所で貴景勝は13勝2敗の成績で初優勝を決めています。同じく初優勝をねらう大関・高安との激しい優勝争いを制することになりました。貴景勝は大関候補として大きく注目されるようになります。一方の御嶽海は7勝8敗で負け越してしまいます。7月場所での初優勝以来、大関昇進を期待されていた御嶽海にとってみれば、痛すぎる負け越しとなりました。御嶽海の大関チャレンジは、振り出しに戻ることになります。
平成30年・9月場所(2018年・東京)7度目の対戦
7戦目、御嶽海が勝ちました!(通算対戦成績は御嶽海の4勝3敗です。)
貴景勝(22歳)は小結、御嶽海(25歳)は関脇で9月場所をむかえています。
御嶽海は先場所(2018年・名古屋7月場所)、関脇で優勝、一躍大関候補として注目を集めることになりました。そんな貴景勝と御嶽海、7日目に対戦しています。結果は御嶽海が突き落としで勝ちました。
「付き合ってはダメ」(突き押しが身上の貴景勝に何度も顔を張られた御嶽海)
大関とりの関脇・御嶽海は逆転の突き落としで小結・貴景勝を下し、7日目で6勝目を挙げました。しかし、8日目以降5連敗(横綱戦は全廃)を喫してしまい、御嶽海は9勝6敗で終えています。一方の貴景勝も9勝6敗で終えています。
平成30年・7月場所(2018年・名古屋)6度目の対戦
6戦目、御嶽海が勝ちました!(通算対戦成績は御嶽海の3勝3敗です。)
貴景勝(21歳)は前頭3、御嶽海(25歳)は関脇で7月場所をむかえています。貴景勝と御嶽海は3日目に対戦しています。結果は送り倒しで御嶽海が勝ちました。
「ちゃんと自分の想像していた相撲が取れました。しっかり相手が見えてましたからね」「まだまだ本調子じゃない。これから調子を上げて、後半にバテないように、前半は気持ちで(相撲を)とっていきたいです」(勝利した御嶽海)
御嶽海は、この7月場所(2018・名古屋)では13勝2敗の成績で初優勝を決めています。
御嶽海は関脇での優勝ですから、大関候補として大いに注目される存在になりました。一方の貴景勝も10勝5敗で勝ち越しを決めています。前頭3での10勝ですから次の場所での小結は、ほぼ確実な状況となりました。
平成30年・5月場所 貴景勝は休場
平成30年・5月場所(2018年・東京)は貴景勝が休場したため、御嶽海と貴景勝の対戦はありませんでした。
平成30年・3月場所(2018年・大阪)5度目の対戦
5戦目、貴景勝が勝ちました!(通算対戦成績は貴景勝の3勝2敗です。)
貴景勝(21歳)は前頭3、御嶽海(25歳)は関脇で3月場所をむかえています。
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